木工加工技術
木工加工とは
木工加工技術
NCルーターでの加工
直線だけでなく、曲線にも飾り加工をすることができます。飾り加工をするかしないかでも印象がだいぶ違います。飾り加工を施すと、オシャレ感がでますね！
NCルーターでの加工
手鏡の鏡を入れる部分の加工です。これは丸の加工ですが、四角や三角などの加工も可能です！形状や深さなどはプログラム次第で変えることができます。
ボール盤での加工
穴あけ加工です。長い丸棒にも穴あけ加工ができます！これは45cm（450mm）の丸棒の中心に直径18mmの穴を開けています。
ボール盤での加工
これも穴あけ加工です。小さい穴も開けることができます。これは丸棒を短くカットした部材の中心に直径2mmの穴を開けています。
ボール盤での加工
これも穴あけ加工です。貫通穴ではなく特定の深さで穴を開けています。穴の大きさもキリによって変えることができ、深さも設定することが可能です。
昇降盤での加工
昇降盤での基本的な加工のカット（切断）です。長さ200mmの材を150mmにしたいなど、決まった寸法でカットできます。画像は、寄せ木（チーク）を5cmにカットしています。カット加工をしてから他の加工に移ることが多いです。
昇降盤での加工
昇降盤では四角形や長方形の角をカットする加工もできます。四角形を角落とし加工して八角形にしたり、八角形からさらに旋盤という機械で円形にしたりなど様々な加工に繋げられます。なんとなく八角形にした方がかっこいい感じがあります！
昇降盤での加工
昇降盤でも飾り加工ができます。直線のみでNCルーターのように曲線には加工できませんが、直線で飾り加工をする時はこちらの方がスピードが早いです。
昇降盤での加工
昇降盤では、板の角部分や鋭利な部分をなくす面取り加工もできます。画像はR面取り加工です。丸みをつける面取りです。面取りをすると鋭利な部分がなくなり丸くなるので、安全になり、なんとなく可愛い仕上がりになります！
昇降盤での加工
R面取り加工を深くして、わざと段差をつけた少し特殊な面取りです。普段のR面取りは可愛い感じですが、こちらはかっこいい感じの加工です！
昇降盤での加工
昇降盤ではミゾ入れもすることができます。画像は幅10mm・深さ1mmのミゾを入れています。ミゾの位置、幅、深さも機械のセット次第で変えることができ、様々な商品でこの加工を行います。特に箱を作る時に多用する加工です。
昇降盤での加工
昇降盤でのミゾ入れ加工を複数入れることもあります。画像は、幅3.5mm・深さ5ミリのミゾを下側に加工と幅10mm・深さ5mmのミゾを両側に加工しています。
昇降盤での加工
ミゾ入れはミゾ入れでも、軸傾斜という昇降盤を使うと、角度を変えて斜めにすることができます。画像は、広めの幅で角度をつけたミゾ入れをしています。
昇降盤での加工
軸傾斜で角度を変えて斜めにして、2回かけることで、V字型のミゾを入れることも可能です。画像は、30mmの四角形がピッタリはまるように作った部材です。
昇降盤とNCの加工
この部材は、昇降盤とNCの加工がされています。NCルーターで3つの窓を加工し、昇降盤で斜めのミゾを入れています。裏面には、軸傾斜で角度を斜めにしてV字のミゾを入れています。もう片方の板と組み合わせて屋根になります
昇降盤とボール盤加工
この部材は、昇降盤とボール盤の加工がされています。昇降盤で右上のR面取り加工、両側のノコメ加工というある一定の部分を削り取る加工、下側のミゾ入れ加工がされています。ボール盤では左上の穴を開けています。
昇降盤とボール盤加工
この部材も、昇降盤とボール盤の加工がされています。昇降盤で長さカットをしてから、ボール盤で穴を開け、また昇降盤に戻り、穴と繋がるようにミゾを入れ、面取りカッターを使い角を取っています。洗濯ばさみのような形ですね
モルダーでの加工
モルダーは木材の表面、裏面、両側の4面のムラ取りと寸法の調整を同時に行うことができます。加工前はザラザラで色もくすんでいますが、加工後はスベスベになりツヤがでてキレイになります
モルダーでの加工
モルダーは昇降盤でできる加工の一部をセッティング次第で可能になります。画像は、2つのミゾ入れと両側R面取り加工を同時に行っています。昇降盤でこの加工を行うとなると少なくとも4工程は必要です。ですがモルダーの場合は、4面成形+ミゾ入れなどの加工も同時にできるので1工程で完了できます！
モルダーでの加工
モルダーでは最終軸に刃物を複数枚つけることによって木材を割ることも可能です。寄せ木を作る時にこのセッティングをして流し、昇降盤でカットして寄せ木の完成となります。
パネルソーでの加工
パネルソーでは、最大で50mmまでの厚さの材料を決められた寸法でまとめて素早くカットすることができます。昇降盤でカットするよりも時間が早いです！自動定規を搭載しているので寸法を入力するだけでその位置まで定規が移動してくれます。今すぐこの寸法でカットしたい時や大量生産時に向いています。
ダブルソーでの加工
額縁を作る時にダブルソーという機械を使います。その後に組子という機械の加工が入ることもあります。ダブルソーは材料を左右同時にカットすることができます。角度を変えることもできるので、真っすぐにしたり、微妙に斜めにしてカットすることもできます。
組子での加工
額縁を作る時に組子という機械を使います。組子には長い方を加工する機械（オス）と短い方を加工する機械（メス）があります。画像は短い方の加工（メスでの加工）です。オスを合わせることにより、キレイな額縁ができあがります！
組子での加工
こちらの画像は長い方の加工（オスでの加工）です。メスと丁度良く組み合わさるようになっています。これでキレイな額縁ができあがります！
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