使用木材
シナ材(榀)
シナとは
シナノキ科シナノキ属の落葉広葉樹です。
日本全国に分布しているので地域によっては「マダ「ヘラ」「アサジ「タク」など様々な名称で呼ばれています。
日常でよく目にする「アイスクリームのヘラ」や「マッチ棒の木の部分」「鉛筆」などに加工されることもあります。
分布範囲
日本全国と朝鮮半島や中国の一部にも自生しています。
色
心材が淡黄褐色、辺材が淡黄白色の違いがありますが、その差は明確ではないです。
特徴(メリット)
①入手しやすい
幅広く分布しており、木材が柔らかく乾燥も簡単にできるので加工の手間がかからず、比較的安価で入手できます。
②加工しやすい
木材が柔らかいので切断や切削、彫刻といった様々な加工が簡単にできます。
③軽い
他の木材よりも軽いので扱いやすいです。そのため合板(ベニヤ)を作成する際に使用されることが多いです。
特徴(デメリット)
①耐久性は高くない
柔らかく加工がしやすいですが、その反面強度は低いです。
また、紫外線の影響も受けやすので、変色してしまうこともあります。
②湿気、水気に弱い
湿気を吸収しやすいので、対策をしていないとカビが発生してしまうことがあります。
また、梅雨時期などで寸法が変わりやすいです。